陶器と磁器の大きな違いは、原料が「土」か「石」か、そして焼く温度と吸水性の有無です。
| 陶器(とうき) | 説明 |
|---|---|
| 原料 | 粘土(陶土)が主成分で、温かみのある土の質感が特徴 |
| 焼成温度 | 約1,000〜1,300℃(比較的低温) |
| 性質 | 吸水性があり、水分やにおいが染み込みやすい 軽く叩くと「コンコン」と鈍い音がする |
| 見た目 | 厚手で重みがあり、光を通さない |
| 磁器(じき) | 説明 |
|---|---|
| 原料 | 砕いた陶石(石の粉)が主成分 |
| 焼成温度 | 約1,200〜1,400℃(高温) |
| 性質 | 吸水性がなく、緻密で硬いため汚れにくい 軽く叩くと「チーン」と金属のような高い音がする |
| 見た目 | 薄手で軽く、光にかざすと透ける場合がある |
磁器が「いつまでも新品のまま」なら、陶器は「使う人と一緒に歳を重ねる」存在と言えます。
「使うたび、あなた色に染まる器」「時間をかけて、自分だけの1杯に育てる」それが陶器の面白さだと言えます。また磁器は分厚いと「重くて扱えない」といったデメリットがありますが、陶器は「軽く扱いやすい」「大きなお皿を日常使いできる」といったメリットがあります。またコップやマグカップでは茶渋がつくことがありますが、それを「汚れ」とは考えません。
「味わい」や「自分の色(物)」となり、親しまれるのが「陶器」です。
貫入は偶然が生み出す模様であり、同じものがふたつと存在しません。
「窯から生まれた、ひとつの奇跡」「ヒビが紡ぐ、あなたと器の物語」になります。また貫入が入る理由(素地と釉薬の収縮差)を丁寧に解説し、「新品の状態」から「数年使い込んだ状態」のビフォーアフター写真を提示すると、購入者に「育てるワクワク感」を伝えられます。
陶磁器の表面(釉薬の部分)にできる細かいひび模様のことです。
土から作られる陶器は、光沢のあるツルツルとした磁器にはない、土の粒子感や柔らかな質感を持っています。忙しい現代において、手に取ったときのざらりとした質感や厚みがもたらす「安らぎ」や「ほっとする時間」を演出します。